【見出し】
     バシャーモ
      ポリゴンZ
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【はじめに】
かごだいと申します。シリーズ11禁止級伝説+ダイマックスあり環境3ヶ月目のシーズン26でソルガレオ軸で最終3桁を達成したため、記念に構築記事を書きました。

【使用構築・成績】
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【構築経緯
使用率の低い禁止級伝説ポケモンを軸にしたく、環境に多いザシアンやサンダーに弱くないソルガレオを軸として決めた。
ソルガレオは物理型がメジャーのため、意表をつける瞑想を採用した特殊型とした。

悪ウーラオスがいてもソルガレオを選出できるように、起点役としてねばねばネットオニシズクモ、瞑想を積みやすくするために先制で壁を貼れ悪ウーラオスに有利な壁オーロンゲを採用。

ソルガレオが選出しづらいイベルタル、日食ネクロズマ軸に対して選出するエース枠として壁との相性が良い弱点保険剣舞バシャーモを採用。

禁伝勝負で不利な黒バドレックスとジガルデ軸を意識して抜群打点があるスカーフポリゴンZを採用。

ソルガレオの弱点である炎・地面タイプやラグラージカバルドンなどの欠伸勢に圧力を与えられ、技の撃ち分け+不利対面でも最低限の削りができる食べ残し身代わりウオノラゴンを採用。

【コンセプト】
ねばねばネットや壁で起点を作り積みエースを通す。

【個体紹介】

〈ソルガレオ〉
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持ち物:万能傘

特性:メタルプロテクト

性格:図太い

223(84)-×-169(212+)-134(4)-110(4)-143(204)

ラスターカノン/未来予知/朝の日差し/瞑想

調整
・H→16n-1
・S→準速90族抜き、ねばねばネットで最速ドラパルト抜き
・残りB(ザシアン対面で瞑想を積む場面が多いためなるべく高く)

朝の日差しの回復が重要のため、万能傘を採用。
相手の晴れ・雨による威力上昇を抑えられる(晴れ時は朝の日差しの回復量が多いメリットがあるが、抜群である炎技+晴れ1.5倍になる方が致命的)
瞑想2回でカイオーガの潮吹きを受けられる。カイオーガ軸への勝利に大きく貢献していたガチアイテム。

特性のメタルプロテクトは能力ダウンを無効化するため居座り続けるポケモンにとって地味に役立つ特性。
怪電波やS下降技やうたれがちなダイホロウダイアークの能力ダウンを気にせずにすむ。
ソルガレオがマイナーな影響かダイアタックや怪電波をうたれてしまうことがあった。

宿り木身代わり(守る)ループを抜け出すために未来予知を採用。高威力・相手を崩す手段・ミラーコートの対策になり、非常に有用な技であった。
後攻朝の日差しで回復後に未来予知ダメージで突破しHPを確保する芸当もできる。

ナットレイは未来予知を絡めることで宿り木の回復が間に合わなくなる。
テッカグヤは未来予知で身代わりを崩した所にDM技で大ダメージを与え身代わりを作れなくする。
→相手にDMを合わせられたり時間がかかる積み展開に対して早々にTOD逃げきりを図られると厳しい場面もあるが、ソルガレオ側に崩す手段がある所が評価できる。

サイコショックと比較した未来予知のデメリットは、
①即時性がないため気軽に撃てるメインウェポンではない(ラスターカノン半減の相手には困った)
②防御<特防な相手(カイオーガなど)や撃たれがちなダイアースの特防上昇時の相手にはサイコショックの方が便利
③扱いが難しい

安易に未来予知を見せると未来予知に対応する立ち回りをされるため、未来予知で相手を崩すときはこちらの準備が整ってからの方が通る。

ねばねばネットを撒いていても悪ウーラオスの襷やスカーフを考慮すると悪ウーラオス対面でDMを使わざるをえなかったのが辛い点。
DM中は回復ができないため、DMの使い方・タイミングは非常に重要。

技構成上メタモンに変身されても困らない点は非常に良かった。
拘りではないメタモンも一定数おり、相手がメタモンを下げる行動に合わせて攻撃を合わせるなどしなければ怪しい展開となる。

瞑想ソルガレオは選出段階で読まれづらく物理受けや日食ネクロズマ受けのポケモンがやってきやすく返り討ちにできていたのと、積み技+回復は単純に強力だった。

〈バシャーモ〉 
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持ち物:弱点保険

特性:加速

性格:意地っぱり

155-189(252+)-93(20)-117(-)-90-130(236)

フレアドライブ/雷パンチ/ソーラービーム/剣の舞

調整
・1加速で準速ドラパルト抜き
・B→余り

ソルガレオで処理しづらいイベルタルと日食ネクロズマに選出するエース枠。

カプレヒレドヒドイデやホウオウを意識し雷パンチを採用。

ヌオーなど水地面勢の高打点となるソーラービームを採用。
気合いの襷疑いのあるウーラオスにはカウンターケアでソーラービームを選択していた。
地震読みで上からダイソウゲンでグラスフィールドを展開→ダメージを減らし弱点保険を発動という動きもとれる。

インファイトがなくて困ることはほとんどなかった。ヒードランへの打点が足りないのが気になっていたが、ヒードランとあまり会わなかった。

サンダー+ウーラオスやヌオー入りのザシアン軸にも選出することがあった。
→サンダーが電磁波持ちだとねばねばネットを撒いてもソルガレオがウーラオスの上を取れないパターン+未来予知を絡めないとヌオー突破が困難のため

相手の裏のメタモンは、DMや壁で耐久を上げて突破していた。

足りない耐久を壁で補った加速+積み技or弱点保険ポケモンは単純に強力だった。
 
〈ポリゴンZ〉
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持ち物:拘りスカーフ

特性:ダウンロード

性格:臆病

161(4)-×-90-187(252)-95-156(252+)

悪の波動/10万ボルト/冷凍ビーム/トリック

調整
・激戦区90族のため最速

ジガルデ軸に弱く数が増えると懸念し考えた結果サブウェポンが良いポリゴンZを採用。黒バドレックスも見れるよう上から行動できる拘りスカーフを持たせた。

特性はC+1ダイサンダーでH252カプレヒレが確1のためダウンロード。
ダウンロードでどっちのステータスが上がるか、特性の発動順により相手の型がある程度わかるのも地味に助かる。

技は黒バドレックス意識の悪の波動
カプレヒレドヒドイデテッカグヤを意識した10万ボルト
ジガルデに高打点となる冷凍ビーム
ソルガレオの瞑想展開や相手の行動を縛ることができるトリックを採用。

黒バドレックスやジガルデ軸以外にも技範囲+拘りトリック要員で選出することもあり。

タイプ一致技が凄い欲しいが技スペースが足りない。

今月の下旬からポリゴンZを採用したため選出数は少ないが、相手の面倒なポケモンを拘りトリックにより封じられる点が思いの外強力で採用して良かったポケモン。

(ポリゴンZ採用前はスカーフエレザードを使用し、黒バ軸への勝利に貢献してくれていた)

〈オニシズクモ〉
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持ち物:気合いの襷

特性:水泡

性格:控えめ

175(252)-×-112-106(212+)-152-68(44)

熱湯/ミラーコート/ねばねばネット/堪える

調整
・H→ミラーコートのダメージを増やすため最大値
・C→無振りガブリアスを熱湯で確2
・S→無振りカバルドン抜き

ねばねばネット目的で採用したポケモン。
ソルガレオ選出時に相手PTにウーラオスがいれば必ず選出。

採用当初は耐久調整したHBDイバン型で使用していた。
イバンから気合いの襷に変更した理由は、
①イバン型がかなり有名のためサンダーが堪える読みの行動をして上手く対応されたり、こちらは相手のダイジェットに堪えるを合わせなければいけない→初手要員のわりに不安定
②上記の択を通してねばねばネットを撒けても珠サンダーが電磁波持ちの場合→素早さの有利を結局取れない

サンダーをミラーコートで倒すことができる・ねばねばネットを撒ける、どちらかを確実に遂行するために気合いの襷を採用した。
気合いの襷により初手の安定感が急上昇し、多くのサンダーを倒してくれた+安心してねばねばネットを撒くことができた。

特殊型の理由は、火傷を狙える熱湯を採用したかったため。

堪えるは、他に入れたい技がなかったので相手のDMターンを稼ぐ目的で採用。
こらえるを見せるとイバンを想定した動きをとってくれる相手もいた(攻撃技をせず補助技やねばねばネットを撒かれる前に速いポケモンに交代するなど)
→攻撃してこなったらラッキー!な気持ち。

ねばねばネット目的で選出しても、熱湯で一撃で倒せず剣舞されたら困るミミッキュやガブリアス対面では無理に撒くことはしなかった。
ねばねばネットを撒く必要がなければひたすら攻撃していた。

気合いの襷との相性が良いことに気づかされた。

〈オーロンゲ〉
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(止まらないオルガBB)
持ち物:光の粘土

特性:悪戯心

性格:腕白

201(244)-141(4)-110(116+)-×-112(132)-82(12)

ソウルクラッシュ/イカサマ/光の壁/リフレクター

調整
・A252振りザシアンA+1巨獣斬 15/16耐え
・C特化珠イベルタルダイジェット130→15/16耐え
(サンダーランドロスエースバーンの珠ダイマを壁込み有利乱数で概ね2回耐える程度)
・B<D→ダウンロード調整

悪戯心による先制壁が強力な起点作り役。
積みアタッカーのサポートに素晴らしく貢献していた。

剣の舞や竜の舞の起点にされないようイカサマを採用。
見せるだけでも牽制になる。

オーロンゲは交代技や自主退場できる技がないため、挑発よりも相手に負荷・削り手段となるイカサマの方が個人的には良かった。

おそらく全試合選出した。
ダイアークよりも巨大睡魔の方が役立つため、キョダイマックス個体。

壁を貼るポケモンの相手の剣舞竜舞展開を利用したタイプ一致イカサマは強力。

〈ウオノラゴン〉
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持ち物:食べ残し

特性:頑丈顎

性格:意地っぱり

167(12)-156(252+)-130(76)-×-101(4)-116(164)

調整
・A252振り鉢巻悪ウーラオス 暗黒強打→15/16耐え
・無振りウインディ、ユクシー抜き
原案はくろらっぱさんの身代わりウオノラゴンで、持ち物以外そのまま採用。↓↓(掲載許可頂いています)

ランクマッチでこの構築と対戦し、身代わりウオノラゴンに惚れたのがきっかけ。
欠伸をしてくるラグラージカバルドンや宿り木テッカグヤに弱いPTのため採用。
ソルガレオの弱点である炎・地面に強く、PTにいるだけで相手目線対策せざるをえない強力な選出誘導枠。

食べ残しの理由は
①身代わりと相性が良い点
②ドヒドイデに有利
→相手視点ドヒドイデで居座り続けても勝てないため下げる選択が発生。こちらの身代わり読みで下げてくる所にエラ噛みを合わせられると引き先に負荷をかけることができ、試合の決め手になれる。

裏のソルガレオかバシャーモでドヒドイデは倒せるためウオノラゴンが毒になっても一応問題はないが、ドヒドイデに有利でい続けるためにトーチカで毒にならないよう安易にエラ噛みや怒りの前歯は押さなかった。
怒りの前歯はトリトドンラプラスやナットレイなどエラ噛みがダメージにならない相手への削り手段となり非常に良かった。

岩石封じ(S操作技)と組み合わせることで、先制でエラ噛みを撃てる対面が増える。

S操作技で地ならしも使えるが、飛行タイプに後出しを許してしまう。岩石封じはヌケニンを倒せるのが偉い。

身代わりはナットレイテッカグヤの宿り木の種を透かしたり熱湯1ウェポンのドヒドイデや増加したガマゲロゲ(熱湯毒々守るステルスロック)に強かったり素早さダウンさせた悪ウーラオスの不意打ちを透かしたりと非常に便利すぎた。
欠伸などの状態異常技にも強くラグラージカバルドンなどの有利対面での安定択となる。

基本的に初手選出で使用。相手に引き先がいればやってくるため相手のポケモンをあぶり出してくれる。
拘わり型と比較して起点にされるリスクが少ないのが良かった。

想像以上に選出誘導が強力だったのと身代わりとの相性の良さを実感した。

【選出】
〈ザシアン軸〉
基本的には、オニシズクモ+オーロンゲ+ソルガレオ

サンダー+ウーラオスやヌオー入りにはエースをバシャーモにしたり、ドラゴンタイプがいるとバシャーモは出さなかったり。
コータス+リザードンの並びは初手ウオノラゴンの場合もあり。
ザシアン軸は取り巻きが多種多様のため取り巻きに合わせて選出を変えていた。
なんだかんだヌオーがいてもソルガレオをほとんど選出していた。

〈カイオーガ軸〉
オニシズクモ+オーロンゲ+ソルガレオ

取り巻きに多いナットレイの型が鉄壁ボディプレスだと、熱湯火傷やダイスチルによるB上昇を絡めないと突破が難しい。

〈イベルタル軸〉
ウオノラゴンorポリゴンZ+オーロンゲ+バシャーモ

基本的に初手イベルタルが多い。
微妙に耐久に振っているウオノラゴンのためA252振りイベルタルの珠物理ダイジェット130は確定耐え。A特化珠物理ダイジェット130だと11/16(乱数1発31.3%)、
完全ではないがダメージでイベルタルの物理か特殊を判別し、後続のオーロンゲの壁どっち貼るか問題の判断材料にしていた。
(ダイアークなら1発で落ちるがダイジェットをされる事が多い)

〈日食ネクロズマ軸〉
オーロンゲ+バシャーモ+@1

A+2晴れダイバーンでもDM状態のHBネクロズマは倒せないため、相手のネクロズマの型や展開や取り巻きの頑張り次第。

〈黒バドレックス軸〉
ポリゴンZ+オーロンゲ+@1(順不同)

オーロンゲと黒バドレックスが対面したときは拘りトリックケアでイカサマを選択。
ソルガレオ選出時はノーマル+悪+超鋼となり黒バドレックス目線技が一貫していない状態となるため、取り巻きを倒しきる立ち回りを優先。
パワーのあるエースバーンやウーラオスが取り巻きにいる構築は辛かった。

〈ムゲンダイナ軸〉
オニシズクモ+オーロンゲ+ソルガレオ

禁伝勝負は有利。取り巻き次第。

〈ホウオウ軸〉
オーロンゲ+@2

アタッカー型のホウオウが厄介だった。
ソルガレオ選出時はダイスチルで防御を上げてから瞑想の立ち回りが多かった。
ナットレイやヌオーがいたらバシャーモをエースにしていた。

〈ジガルデ軸〉
ポリゴンZ+@2

ポリゴンZの使い方が非常に重要。
エースバーンが非常に辛かった。

【苦手なポケモン】
・ヌオー、ナマコブシ
ヌオーの度忘れ、ナマコブシの水浸し+毒々は厳しい

・レジエレキ
電気技が一貫している点、物理特殊どちらかわからない点が厄介。壁で耐久を確保するしかない。

・ヒードラン
挑発+マグマストームが厄介。マグマストームのPPが少ないため粘る闘いをする。

・ブラッキー
ソルガレオに後出しでやって来ることが多く、欠伸で眠って瞑想積めず、イカサマを連打されたり願い事で回復されやりたい放題にされる。

・レシラム
純粋に火力が高いため不利。ダイジェット持ちだとオニシズクモのミラーコートも決まりづらい。

・ルギア
ポリゴンZのトリックで拘りスカーフを押しつけられるかどうか。

・積み技や火力のある炎タイプ(ヒートロトム、バシャーモ、ウルガモス)

・滅びの歌、呪い

【最後に】
ここまで読んでいただきありがとうございました!

使用率圏外禁伝+準伝UB600族なしのPTで、
シリーズ11最終月にて最終3桁を達成できたことを嬉しく思います。

日食ネクロズマは使用したことありませんがソルガレオの方が素早さが高いため、同じ瞑想型ならカイオーガの準速や眼鏡型に上から瞑想ができるソルガレオの方が安定すると思います。

瞑想+万能傘ソルガレオはシリーズ12のルール(禁伝2体)で多いであろうカイオーガ+ザシアン+メタモンにも強いので何かの参考になればと思います。


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