かごだいと申します。環境に多くないポケモン達で日々ランク戦をしています。自身初で目標としていた最終1900越えを達成したため、記念に構築記事を書きました。
【使用構築・戦績】
【構築経緯】
以前から壁キングドラ軸でランクマをしていたため、これを軸にPTを考えた。
①キングドラが苦手なフェアリーに強い
②積み技を覚える
③環境トップと闘える
以上のことからビルドアップディアルガを採用。
起点作り役には愛用している電磁波ステルスロックピクシー、壁欠伸ニャオニクスを採用。
残りはPT単位で重く選出段階で型の判別が難しいムゲンダイナを見れるイバン道連れガラルマタドガス、
環境TOPやラッキーヌオーに強く電気の一貫もきれる珠ガマゲロゲを採用し、構築が完成。
【個体紹介】
起点→積みアタッカー→その他の順で紹介します。
ピクシー@リリバの実
特性:マジックガード
性格:ずぶとい
202(252)-×-130(204+)-116(4)-113(20)-84(28)
ムーンフォース/ステルスロック/アンコール/電磁波
調整
・A特化スカーフウオノラゴン 先制エラがみ→15/16耐え
・珠C特化サンダー ダイジェット→13/16耐え
・珠C252黒バドレックス アストラルビット→確定耐
・珠C特化リザードン キョダイゴクエン150→15/16耐え
・C252ウツロイドアーゴヨン ヘドロウェーブ→15/16耐
・S28振り→4振りバンギラステッカグヤ抜き抜き調整+最速100族を麻痺で抜ける
調整により色々耐えてくれる
起点作り役。ステルスロック+電磁波を覚える点、ムーンフォースによるC下降、2つの強力な特性を持っている点がピクシーの強み。
カバルドンラグラージのステルスロックをアンコールで縛り、引き読みの電磁波orムーンフォースで削り負荷をかけていく。
リリバの実によりザシアンの巨獣斬を耐え、電磁波を当てる活躍を何度もしてくれた。弱点である一致はがね技を耐えられるためリリバの実は非常に使いやすかった。
天候ダメージによる確定数のズレやてんねんだと思って宿り木の種、毒々、呪いをしてくる輩に対して、マジックガードが活きていた。
ニャオニクス@ひかりのねんど
特性:いたずらごころ
性格:おだやか
181(252)-×-115(148)-103-126(108+)-124
サイコキネシス/光の壁/リフレクター/欠伸
調整
・鉢巻A252水ウーラオス 水流連打→乱数1発5.7%
・珠C252サンダー ダイジェット→確定耐
・珠C特化サンダー ダイジェット→壁込み乱数2発9.8%
起点作り役。いたずらごころによる壁+欠伸が強力。悪タイプやボルトチェンジなど交代技が苦手のため、ステルスロックピクシーとの相性は良く感じた。
ディアルガ@食べ残し
特性:プレッシャー
性格:わんぱく
207(252)-141(4)-173(140+)-×-131(84)-114(28)
アイアンヘッド/ボディプレス/身代わり/ビルドアップ
調整
・A252ザシアン A1↑インファイト→確定耐
・準速テッカグヤ抜き
・余りD
※後から気づきましたがBにもう+8することでブラッキーのイカサマが10/16→14/16で身代わりが耐えるので、こちらのほうが良いです。
本構築の積みエース。壁下で積んでいく運用。持ち前の耐久と耐性により壁がなくても積める場面も多々あり。
積みまくることでやってくるザシアンやエースバーンウーラオスを返り討ちにしていた。
宿り木の種や欠伸など状態異常をしてくる相手を対面から起点にできる動きとして身代わりを採用。耐性が非常に優秀なこともあり身代わりが耐えるなど、ディアルガと身代わりの相性は良かった。プレッシャー+身代わりによる相手のPPからしをできる点も強かった。
キングドラ@ピントレンズ
特性:スナイパー
性格:おくびょう
151(4)-×-116(4)-146(244)-117(12)-149(244+)
波乗り/流星群/暴風/気合い溜め
調整
・A特化鉢巻ゴリランダー グラススライダー14/16耐え
・ダウンロード調整B<D
・S1↑で最速黒バドレックス抜き
スナイパー型でもともと使用しており通りが良いときに選出。ディアルガが突破できないヌケニンやてんねんヌオーに対して強い。命中安定でうてる技が1つはほしかったため波乗りを採用。水+竜+飛の技範囲が優秀なため、きあいだめが決まったあとの爆発力・殲滅力が凄すぎるポケモン。ナットレイのいないカイオーガ軸に対してはよく選出していた。みずドラゴンタイプのため実質パルキア。
ガマゲロゲ@命の珠
特性:すいすい
性格:やんちゃ
181(4)-161(252+)-96(4)-131(204)-85(-)-100(44)
地震/ハイドロポンプ/ドレインパンチ/パワーウィップ
調整
・H252エアームド→ステルスロック+珠ダイストリーム140で15/16乱数1発
・雨で最速ムゲンダイナ同速
物理メインの両刀アタッカー。ヌオーラッキーの並びも見れて環境トップに強いということで当初はAS型で採用したが、環境トップにはディアルガで勝てることが多く、受けループの鉄壁エアームドに勝てなかったため対受けループ用の両刀型に変更した。
受けループに選出がほとんどのため、瓦割りではなくドレインパンチを採用。
A1↑でHB特化ラッキーのたまごうみの回復量を上回るダメージを与えられる。
ガラルマタドガス@イバンの実
特性:ふゆう
性格:ずぶとい
172(252)-×-166(84+)-106(4)-108(148)-83(20)
堪える/道連れ/挑発/鬼火
調整
・眼鏡C252ムゲンダイナ ヘドロウェーブ→15/16耐え
・4振りバンギラステッカグヤ抜き
・C4振りは余り
耐久、アタッカームゲンダイナどちらも見れるポケモンとして採用。初手ピクシーから後出しで型を判別。眼鏡ヘドロウェーブをイバン圏内で耐える調整のため、警戒なく道連れが決まっていた。耐久型のマジカルフレイムは確定4発のため、サイクルを駆使し、挑発+道連れで突破できる。毒々とダイマックス砲を透かす動きができる点も強み。
この調整でC特化ゼルネアスの+2ムーンフォースもイバン圏内であり、ジオコントロール読み後出し+ちょうはつ+イバン道連れでゼルネアスも倒していた。引かれてもジオコントロールの上昇を流せるのも良い点。ダイマックスをされると道連れが無効となるが、瀕死寸前のマタドガスごときにダイマックスをきるゼルネアスはいませんでした。
ふゆう+挑発により、カバルドンラグラージの地震+欠伸を止められる。
ふゆうにすることでディアルガとの相性補完が大変良くなる。ランドロスやガブリアスの地面技を透かし、鬼火を決める活躍をしていた。
ピンポイントでしか選出しないため、攻撃技がなくてもなんとかなっていた。
【選出】
〈基本選出〉
ピクシー+ニャオニクス+ディアルガorキングドラ(どちらか通りが良い方)
※カバルドンラグラージブラッキーナットレイなどみがわりで起点にできるポケモンには積極的にディアルガを選出
〈ムゲンダイナ、イベルタル、ゼルネアス軸〉
ピクシー+マタドガス+ディアルガ
※イベルタルは、先にダイマックスをきらせることで突破していた。
ディアルガのみがわりを残した状態で対面でダイアークを受ける→特防ダウンを解除するために1度引いてダイマックスをからす動き。 マタドガス自体は刺さっていないが、後出しでダイアークを1発受け、こらえるでダイマックスターンをからす用で選出していた。
〈受けループ〉
ピクシー+ディアルガ+ガマゲロゲ
サイクルを通し、ディアルガかガマゲロゲの通りが良い方を軸にして突破
【立ち回り】
ピクシーとニャオニクスで起点を作り、積みエースで積み、突破。ピクシーから出すことでステルスロックを撒いている状態で後続のニャオニクスのあくびが活きていた。
初手ニャオニクスを警戒され、悪ウーラオスを初手選出されることが多かった。
ディアルガ選出時のふきとばしorほえる対策は、早々に倒すかこちらのポケモンをあえて最後の1体にすることで攻略。
<起点作りの立ち回り>
ピクシーだけで起点が整えば無理にニャオニクスを選出していても出す必要はなく、むしろ隠すことで相手に情報を与えない行動となる。
安易にピクシーをきると、ニャオニクスが悪タイプに起点にされたりTOD負けに繋がったりすることがあるため、残す残さないの判断は大事。
相手に回復技がなくピクシーやニャオニクスの通りが良ければ強気に攻撃していき、相手を追い詰めていくことも大事です。その際はニャオニクスの壁ターンを意識し後続のエースにも残せるように管理する。
<ディアルガの立ち回り>
壁展開をしていても回復ソースが食べ残し依存のため、HP管理が非常に難しい。
身代わりを見せると身代わりを考慮された動きをされることもあり、効果的な場面で使うことが重要。
ビルドアップが積めていない状態でもダイスチルで耐久を上げつつボディプレスの火力を上げられるため、無積みでダイマックスをきる立ち回りでもなんとかなります。
起点にできるポケモン(カバルドンラグラージブラッキーナットレイなど)に対し、ダイウォールを挟みあえて倒さず身代わりをすることで起点にしていく動きも視野に。
てんねんヌオーがいるとディアルガでは突破できませんが、相手目線は選出段階で物理積み型とはわからないためヌオーはほとんど出されなかった。
(このPTがぱっと見特殊寄りでガマゲロゲは草技も有名なことも影響はしていた)
【苦手なポケモン】
積む型だったりピクシーニャオニクスが通りづらいポケモンが苦手で、初手にこられると特に厄介。
・挑発を持つポケモン
起点作りにもディアルガにも挑発が刺さるため、早々に倒す立ち回りをとると良い。
・黒バドレックス
身代わりもあるためピクシーとの対面は電磁波を打ちづらく、身代わりを残されると欠伸が効かないため1手1手が択となった。
・ランドロス
ラム剣舞型が厄介。
初手にこられるとピクシーニャオニクスが起点にされてしまう。
てんねんピクシーを考慮され、ランドロスが引いてくれる時もあり、初手ニャオニクスを想定したラム剣舞と推測できることもあった。
・ドリュウズ
剣舞型が厄介。
ニャオニクスの壁+欠伸で流すかマタドガスの鬼火でとめるか。
・呪いや滅びの歌
ディアルガしか残っていないときにやられると辛い。
【最後に】
ここまで読んでいただきありがとうございました!
マイナー寄りのPTで1900越えを達成できたことを非常に嬉しく思います。
竜王戦ルールの環境でもマイナーポケモンで勝ち続けられること、低使用率のポケモンで勝ちたいと思う方の参考・励みになればと思い、今回構築記事を書かせて頂きました。
竜王戦ルール残り1ヶ月を楽しみましょう!ありがとうございましたm(_ _)m